【このどうしようもない孤独感や倦怠感を友として一生生きてゆくのだろうか。】

一流と言われる企業に勤め、コロナウイルスが蔓延するこんな状況でも安くない給料をもらい賞与も減額されることもなく、(仕事に対するストレスはすごいが)一定のやりがいを持って働いている。


友人にも恵まれている。自分で言うのもなんだが、好き勝手やっていても大抵の人間には好かれるので、人間性のバランスが取れているのだろう。


恋人は数年間いない。正直、欲しいとは思うものの、努力してまで欲しいとは思わず特段行動には移さない。たまに行動に移すと一定程度の需要がある、もといそれなりにモテることを確認し、一方で付き合いたいと思うような相手も見つからず、連絡を取り合う相手ができても結局恋人とはならずにすぐ疎遠になる。


1人の時間は嫌いではない。緊急事態宣言下なので出歩くことはほとんどないものの、家で映画を見たり漫画を読むことは好きだ。コロナウイルスが蔓延する前の世界でも一人で映画館に行ったり美味いものを食べに行ったり、おひとりさまを楽しむこともできる。


しかし、常に、なぜ生きる?という漠然とした問いが胸にある。明日死んでも構わないと思う。


自分が死ぬことで悲しんでくれる人はたくさんいるだろう。両親、兄弟、親戚、多くの友人、上司、同僚。葬式に出席してくれる人は100人は降らないと思う。

しかし、自分が死ぬことで困る人や生き方が変わるような人は1人もいない。


必要とされないわけではないが、いなくなっても誰にも影響を与えない存在。自分のことをそのように考えている私のような人は世の中に沢山いるのだろうなとも思う。


なぜ生きる?

生きること自体に意味がある?

さっぱりわからない。


このまま生きていても良いが、何もなければ10年後には自死を選ぶのだろうと思う。

そろそろ遺書でも書こうか。